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DVD「ツレがうつになりまして」 [「うつ」について]

今になって、今だから見れたし理解できたかもしれない。
宮崎あおいと堺雅人の映画のDVDです。

とにかく宮崎あおいの明るい妻っぷりがいい。こんな人が妻ならよくなるよ。
そして、堺雅人が表情から、それらしい(うつっぽい)人に見える。すごいな~役者さんって。

うつの症状がよく描かれていて、わかるわかる!って思う。
私もそうだった。
眠れない、背中が痛い、肩が重い、食欲がない、味がわからない、美味しくない
電車に乗れなかった。乗ろうとしても乗れないのだ。何本も見送るし、吐き気がして怖くて乗れなかった
ひたすら眠り続けた。爪も切れなかったし、何もできない

本当にそうだった。。。見ながら涙出た。何度も何度も泣きながら見た。

自分を攻める、自分がいなくても誰も困らないし、消えたいと思う。
自分だけが世界から取り残されたような感じ。

見ていて、家族の支えが一番だなと思う。
私は一人なので長くかかったんだと思う。

一人で、お金の心配をしながら、財布の1000円で1週間過ごすとか、
貯金を計算して不安になったり、家事ができないから料理も洗い物もできず
買い物に行けない日も多かったり、辛さが倍だった。
家族いるだけで、それらの不安がないよな~と改めて思った。

うつを「宇宙風邪」と言っていたが、そんな軽いものでないと思う。
風邪はいつか治るし軽い。でも、うつは治らないかもしれないし、治っても元にはならない。
戻るとしても、10年もかかるかもしれない。
さらに自ら死んでいまうこともあるし、苦しい。風邪とは違う。
確かに、最近は風邪のように軽い人も多いみたいだが・・。
「新型うつ」ってうつと同じにしないでほしいな。こんな何年も苦しんでいる人にとっては違うものとして扱ってほしい。うつが軽いと思わる。

この映画は、うつを知らない人、うつって怠け者だと思っている人には
見てほしいと思う。少しでも理解してもらうきっかけにはなるのかな。

治りかけに自殺が多いのもわかる。
いま、以前より辛い。死にたいというより、生きていくのが辛すぎるのだ。
こんな、支えてくる家族が欲しいわ。
うつになってからは難しい。病院の患者さんで離婚が原因でうつになった患者さんが
出ていたが、わかる気がした。一人だと、どんどんストレスがうちに溜まって悪化してくる。
さらに自分が悪いと攻め続けてしまう。苦しいのだ。

映画のように会社をやめて好きな人とストレスなき生きていけたらいいよな。

本も読んでみようなと思った。

ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)



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